むかしむかしの話。
私は業務委託契約、いわゆるフリーランスとして仕事をしたことがある。
在宅で会計ソフトの入力など、経理の仕事だった(いわゆる記帳代行)
その仕事をしたきっかけは、両親が介護になった際に自分のペースで働けると思ったから。
在宅の仕事は競争率も高く、いざ始めようとしても勝ち取るのは難しいと思った。
ということで、雇ってもらいやすい若いうちに経験しておいて、「在宅記帳代行の経験」を身に着けようと思ったのだ。
しかし実際やってみて思った。
介護や育児と両立するにはイマイチだった・・・・
業務内容
私が業務委託契約をしたのは、クラウドアシスタント事業を行う会社だった。
完全在宅で働くアシスタントが、経理、総務、秘書などのバックオフィス業務を代行するサービスだ。
クライアント企業には依頼したい業務のボリュームに合った工数(時間)を購入してもらい、その工数内でアシスタントが業務を行う。
アシスタントを務める社員は、育児や介護、夫の駐在により現在日本を離れている人、さまざまだった。
私もアシスタントとして経理部門に所属していた。
業務の流れとしてはアシスタント数人でクライアントを担当し、業務を行う。
私の担当するクライアントが依頼してきたのは記帳代行だったので、基本的には毎月ルーチンだった。
月初にはこの作業、20日前後にはこの作業、と決まってくる。
しかしこのあたりで問題が出てきた。
待ち時間が長い
前述のとおり、毎月の業務は大体行うタイミングが決まっているのだけども、はっきりと決まっているわけではなかった。
たとえば20日前後にデータをもらってから仕上げる仕事だと、18~22日あたり、いつデータがくるかがわからない。
「データできました」と言われたらすぐに取り掛かり、最短で仕上げなければならない。
結局、データが上がってくる付近の3日ほどは、予定を入れるにも入れられず、日中買い物にいってる途中に突然連絡がきたりするのだ。
作業時間中しか時給は発生しない
クライアントには工数単位でサービスを買ってもらっているので、当然作業している時間しか工数に計上できない。
データ受領後、行った作業の30分は計上できるが、データ待ちで人との約束を入れれなかったなどの時間は計上できないのだ。当たり前なんだけど。
私は基本的に、日中空き時間なくずっと動いている。落ち着きがないんだと思う(笑)
いかに効率よく予定をこなし、保育園の送り、迎え時、どちらに買い物や病院をくっつけるかなど、前日から考えている。
そんな私にとって、月に数回の頻度でこのような時間ロスが発生するのは、耐えがたかった。
結論:自分のペースで働く=「自分で仕事を取ること」
結果的に、この仕事は1年ほどでやめた。
従業員に優しい企業で、休職なども提案されたが・・・
この仕事の働き方は「隙間時間を使って働く」というものではなかったように思う。
空いた時間を使って働くのではなく、基本的な構えとしては平日週5日開けておかねばならない。
その中で、期日が異なるクライアントを複数持ち、自分で時間の隙間を埋めてビッチリ働く。
「待機する時間をいかに埋めるか」というのが、この仕事における正解の働き方だったんだと思う。
でも、やらなければよかった、とは思わなかった。むしろやってよかった。
業務委託でも、自分のペースで働けるわけではないと知れて、
他の働き方を探すきっかけとなった。
将来介護が始まった際どう働くか。
この答えは、自分で仕事をする。それに尽きると思う。
自分で仕事をするということは、動けなくなったら終わり、お金は入ってこない。
だが、その代わりに「仕事を取るか取らないか」を自分で決めることができる。
私は今、サラリーマンだけど、あと10年後、20年後には、自分で仕事をできる人になりたいと思う。



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