ミスが多すぎて信用をなくした私が、10年かけて覚えたこと

仕事

今の会社に勤めて、今年で10年になる。
入社したばかりの頃の私は、とにかくミスが多かった。

正直、今でも「ミスが少ない」とは言えない。
かなり気を引き締めていないと、ぽろっとやらかすタイプだ。

それでも、“気を引き締める”という意識を持つようになってから、前よりはずっとミスを減らせるようになった。
今日は、そんな私が意識してきたことをまとめてみる。


入社当初、ミスばかりで信用をなくしていた

経理として入社して、毎月数千万円の支払い(ネットバンク振込)を担当していた。
請求書に書かれた振込先と、自分で入力したネットバンクの明細をチェックしながら作業していた。

上司に言われてダブルチェックもした。…はずだった。

なのに、振込当日になって銀行から電話がかかってきた。

「組み戻しをお願いします。振込先が違っています」


こうしたミスを何度か繰り返すうちに、自分のことが信用できなくなっていった。

ビクビクしながら仕事をして、それでもまたミスをする。
自分に自信がなくなったし、当然まわりからの信頼も失っていった。


自分は「ミスしやすい人間」だと自覚して行動する

自分がミスをするとわかっていながら、そこに対して何もしていなかった。

自分でも「また何かミスるんだろうな・・・」と諦め半分で仕事をして、「またミスした…」「やっぱりダメだ…」と落ち込む繰り返し。
改善につなげられていなかった。

いつかのタイミングで、落ち込んでいてばかりでは意味がない、と気づいた。
「自分はミスをしやすい人間だ」と認めた上で、どう動くかを考えるようになった。

それからは、ダブルチェックだけじゃ足りないと思えばトリプルチェックもした。

過剰なチェックだと思われるかもしれないが、それくらい自分はミスをしやすい人間だと自覚して行動している。
もちろん会社なので、できるだけ早く仕上げるようにはするが、間違えていては元も子もない。
自分は、他の人以上に念入りなチェックが必要な人間だと思っている。


何をチェックすればいいか、まず確認するようになった

チェックの依頼をされたとき、「何を見ればいいのかわからない」と思うことがよくあった。

たとえば書類を渡されたとき、内容をチェックするのか、誤字脱字を見るのか、それによって意味がまったく違ってくる。

昔は「何となく」でチェックしていたけど、それでは的外れになることもあった。

だから、怖くても一言聞くようにした。

「この部分を見ればいいですか?」

それだけでチェックの方向性がはっきりするし、作業時間も短縮できるようになった。


【実話】聞いておいてよかった話

ある日、「この資料、いい感じに仕上げて」と言われて、A4用紙100枚ほどを渡されたことがあった。

最初は「厚紙に印刷し直すってこと?」と思ったが、念のため確認してみた。

「製本してくれたらそれでいいよ」

しかも、ちょっと綴じ方を失敗して「印刷し直すべきかも」と思ったが、それも聞いてみたところ、

「多少ズレてても大丈夫、保管用だから適当でいい」

と言われた。

確認せず進めていたら、無駄な作業が大量発生していたはずだ。
また上司が“適当でいい”ということから、時間をかけるべき仕事ではないことも察した。


ちょっとした疑問でも、ちゃんと聞いておくことで、的外れを防ぐことができる。
そして、その仕事の目的や今回のように費やすべき時間もわかる。

確認ついでに、依頼された仕事をできるだけ細かに把握する。
“質の高い仕事をするためのテクニック”だと思う。


正解がわからないままチェックしない

チェックって、「正しいかどうかを見ること」だ。
なのに昔の私は、正解がわからないまま進めていた。

たとえば振込明細。
請求書の名義とネットバンクの入力名義が違っていたとき、「え?これって合ってるの?」と不安になった。

今ならわかる。
名義は任意で、フリガナが合っていればOKな銀行もある。
当時の私はそのルールを知らなかったので、間違っていないのに「間違ってる?」と悩んでいた。

今は、「これはどういうルールなのか?」を先に確認するようにしている。
ルールがわかっていれば、正しくチェックできる。


まとめ:結局は、冷静さと自覚だった

こうして書いてみると、全部あたりまえのことばかりだと思う。
でも、ミスを繰り返していた頃の私は、それすらわからなかった。

できなさすぎて自信がなくなっていたし、冷静な判断ができなかった。

今では、どの仕事が重要で、どこはある程度適当でいいのかを判断できるようになった。
もちろん、ささいなミスは今もする。割としょっちゅうする(笑)

でも、「ここだけは外さない」というところで踏ん張れるようになったのは、大きな進歩だと思っている。

仕事に慣れなくて不安な人、頑張ってるのに空回りしちゃう人。
これを参考に、少しでも次につなげられたらうれしく思う。

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